セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
では、大森さんのFilmの世界に、行ってらっしゃいませ!
オーストラリアからオンラインでダイエットサポートするに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか?
大森さんのFilmを覗いてみましょう。
目次
大森さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
学生時代の部活でお世話になったコーチに憧れたことがきっかけです!
保育園から高校2年生までの間は、大工さんになるのが夢でした。
ですが、建築系の高校に通って実技などの授業を受けてみて何故か満足してしまったんですよね…
それから改めて自分と向き合ってみて、将来について考えていたとき、人生を変える素敵な出会いがあったんです。
私は当時からスポーツが好きで、高校時代はテニス部に所属しており、途中から外部コーチが指導してくださることになりました。
その外部コーチが理学療法士の方で、指導も体型や筋肉、癖などをみて1人ひとりに合った指導をしているのを見て、感銘を受けたんです。
かっこいいなと。私もそのような指導ができるようになりたいと、その方に憧れて理学療法士の道に進むことを決意しました。
理学療法士になってみてどうでしたか?
やりがいのある素晴らしい職業だと感じました!
私は専門学校を卒業してすぐに、スキルアップのためにオーストラリアへ渡豪する予定でした。
ですが、ちょうどそのタイミングで新型コロナウイルスが流行してしまい、延期になりました。
資格を取得後は、クリニックに入職しました。
私は、理学療法士として早く成長したいと思い、外部のセミナーにも積極的に参加していたんです。
しかし、勤めていたクリニックでは、治療方法がある程度決まっていたので上司から「セミナーとかも参加しなくていいし、勉強会とかも無いから気楽にしていいよ」と言われていました。
その方は、優しさで言ってくださったとは思うんですけど、私はどちらかといえば向上心を持って行動したい性格だったので、もっと成長できるように勉強したいと思うようになりました。
自分次第で環境は関係なく成長できるという見方もありますが、私は思い切って環境を変えようと、クリニックを退職しました。
大森さんが現在の活動に至るまでの経緯を教えてください!
患者さまとちゃんと向き合いたいと思い、整体を始めました!
実は理学療法士は法律で、医師の指示のもとに、理学療法をおこなうことと定められていることに窮屈さを感じていました。
周りの職場の方からは「治療する箇所はないよ」と言われていた患者さまに対してこの人が良くなるようにもっとこうしたいと思って介入していました。
私は、指示以外のことで患者さまのためになる治療をやりたいと思っていて、どんどん自分のお店を出したいなという想いが強くなっていったんです。
私は理学療法士なので、理学療法士としての開業権はなかったので、自分の責任下で患者さまとマンツーマンで向き合える整体の道に進みました。
クリニックを退職して、友人と2人で店舗を借りて友人は脱毛、僕は整体を始めました。
半年間続けたのちに友人との店舗への考え方が分かれていったので、僕はフリーランスとして出張整体を始めたんです。
出張整体をしながら大工の仕事も同時期にやっていたんですが、大学卒業後に元々留学する予定だったオーストラリアでコロナが明けたんです。
そのタイミングで2023年の5月からスキルアップのためにオーストラリアに拠点を移して、知識や施術技術の向上を図りながらオンラインでダイエットサポートをしています。
現在の活動への大森さんの想いはありますか?
誰もが健康への向上心を高く持つのが当たり前の社会にしたいという想いがあります!
そのために私はまず、親世代に向けたダイエットサポート事業を強化したいと考えています。
将来的に子どもたちに関わるような事業をやりたいと思っているんですが、その前に子ども達の親世代に向けて、ダイエットサポートを通した健康意識の向上をしたいです。
保育園児や児童の親にあたる30代から40代の方に向けてダイエットサポートをおこないたいと思っています。
親は子に人生で大切なことを教えていく責任があるので、親御さまに健康意識の向上を促すことで、そのお子さまにも将来的に促せるようになると考えています。
その親世代が健康の重要性を深く知り、向上心を持つことの大切さを伝えることができれば、自身だけでなく自然とパートナーや子どもに伝わっていく。
つまり、自分と同じように伝えてくれる方を増やすことができる。
それが社会規模まで大きくなり、誰もが当たり前に向上心を持って健康に対して貪欲になる社会になってほしいと思っています。
大森さんの今後の目標はありますか?
自分が興味がある活動に幅広く取り組んでいきたいです!
元々僕のお客さまだった方がスクールを立ち上げることになり、今後はそのスクールで非常勤講師として関わっていく予定です。
スクールでは、リラクゼーションサロンやヘッドスパなどで開業したい非医療従事者を対象にする予定です。
生理学や解剖学などの基礎医学的な部分の教育によるアクシデントの防止と、サロンやスパの利用者様の健康意識を向上させることを目的としています。
生理学や解剖学などの知識を非医療従事者もある程度の水準まで身に着けることによる、医療事故の防止、マーケティングやカウンセリングでも説得力を持たせることを目的としています。
また、スクールの講師以外にも、最終的に幼稚園をつくりたいなと思っているところです。
現代の子どもたちは体幹や筋力面などの、身体的な能力がすごく低下していると感じています。
元々子どもたちと関わることが好きなので、理学療法士としての知識や経験を生かして、子どもたちの身体能力を底上げできるような活動をおこなう予定です。
最終的には、年功序列や学歴重視ではなくグローバルな考え方を持ち、視野を広く持つことを子供の頃から植え付けられるような施設をつくりたいと考えています。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
人生一度きりだから本当にしたいことを追求した方がいいと伝えたいです!
医療従事者と一般の方それぞれに伝えたいことがあります。
まず、現在病院などで働いている医療従事者に向けてなのですが、命に関わる仕事だからこそ、しっかり向上心を忘れずに勉強をしていただきたいと思っています。
私自身もまだまだですが、ただ仕事に行って医師に言われたことを治療をおこない、カルテを書いて家にかえって寝るというルーティンを繰り返すだけでは駄目だと思っています。
資格を取ろうと頑張っている学生に伝えたいことは、まず理学療法士の仕事は無くてはならない職業だと思うんです。そして非常にやりがいのある素晴らしい職業だと思います。
ただし、理学療法士はもっと患者さまを良くしたいという向上心を持って行動する必要があります。
学生期間の3年または4年で覚えられる程、人体って簡単じゃない。
だからこそずっと勉強し続けなければいけないし、強い想いを持って行動しないと結果も出ずに成長できないと思います。
強い向上心を持って患者さまと真摯に向き合い、行動できるようなすばらしい医療従事者を一緒に目指しましょう。
また、これは一般の方に対してなのですが、けがや病気になってから病院に行く人がほとんどだと思います。
「こんなにお金がいるんだ・・・」「保険に入っておけばよかった・・・」と後悔する方も少なくないでしょう。
だからこそ美容院に行って外見のいい状態を保つだけでなく、普段から身体のメンテナンスをしたり、定期的に運動して症状が出る前に予防したりすることが大事だと思います。
そうすることで、結果的にお金の将来的な節約になりますし、姿勢も改善されることでさらに外見に磨きをかけられるでしょう。
医療保険などの自分の人生に関わるような知識を説明しているセミナーもあるからこそ、病気になって勉強するのではなく、普段から知識をつけておくなどの準備が大事だと伝えたいです。
私もこれから、多くの方が予防や準備をするのが当たり前の社会を創るために、向上心を高く持ち、行動していきます。
みなさんも普段から予防や準備の意識を高く持ち、病院に依存しないより豊かな生活を送れるよう、一緒に頑張りましょう。
大森 葵(おおもり あおい)
資格を取得後、クリニックへ就職するも、自分自身のさらなる成長のために退職し、ダイエット美容整体サロン【Loosen岡山】を設立。現在は知識や技術の向上のためにオーストラリアへ活動拠点を移し、日本の方へオンラインでのダイエットサポートをおこなっている。