セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
スポーツの小売会社の社員から多岐にわたる活動を行うに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
daisukeさんのFilmを覗いてみましょう。
目次
daisukeさんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
会社に貢献する一つの手段として取得しました!
元々医療業界には興味があったんですが、学生時代バスケをおこなっていたこともあり、新卒でスポーツの小売会社に入社しました。そこで、さまざまなスポーツ用品の販売や全国規模の営業企画、プロスポーツチームのライセンスなどの取り組みをおこない、たくさんの経験を積むことができたんです。
ただあるとき体調を崩してしまって、3か月ほど休職した時期があったんです。それがきっかけで、健康は本当に大事だなと感じました。そして休んでいる間に、これまでの経験を健康と掛け合わせて医療業界で生かせないかなと考え、復帰してから転職活動を始めました。
すると全国に何店舗もある薬局から「薬を減らすサービスを考えてほしい」というお声をいただいたんです。実際にその会社に転職して、さまざまな企画をおこなっていくんですけど、専門的な医療用語バリバリで医療の知識の壁にぶつかったんですよね。
たまたま次の世代を担うマネージャー候補が集まる研修会があったんですが、そこで「あなたは何をやりたいのか。そしてそれを徹底的に磨きなさい」といった講座というか修行というか(笑)
医療の知識の壁にもぶつかったこともあり、その研修のときに「理学療法士の資格を取ってきます!」と答えたのがきっかけですね。
その後はその薬局の会社で働きながら、理学療法士の資格を取得するために勉強をおこなっていました。
資格を取ってからはdaisukeさんはどのような活動をされたんですか?
予防活動で企画開発をおこない、その後クリニックへ転職しました!
理学療法士の資格を取得後は、その薬局の会社で、ウォーキングクラブのイベントや健康予防体操、地域のさまざまな行事に理学療法士が出向いて講座を行うなど、会社の健康サービスの一環として、たくさんの企画を開発していました。
本当に当時の会社に貢献するためのツールとして、理学療法士の資格を取得した感じですね。
それから徐々に、理学療法士として臨床で経験を積みたいという気持ちが強くなり、資格を取得する際にお世話になった実習先のクリニックに転職したんです。
実習のときから、患者さまの次回の予約などけっこう自由にやらせていただいていたので、転職してからもすんなりと業務をおこなえていましたね。すごく楽しみながら仕事ができていました。
daisukeさんが現在の活動に至るまでの経緯を教えてください!
臨床に出る前にヘルニアになったのが始まりですね!
実は臨床に転職する前に、私自身腰椎椎間板ヘルニアになり、半年ほど左足が全然動かなかったんです。
その当時の会社で、次の予算を使ってどういうことをしようかなと考えたときに、「リハビリ 運動」と調べたら、ピラティスがでてきたんですね。それが理由でピラティスの資格を取得して、それからピラティスの知識なども含めて自分の取り組んでいる活動について、SNSで発信を始めたら、しばらくして徐々に依頼が来るようになって。
SNSを発信しようとして今があるというより、ヘルニアに対しての運動などをあげていたら知らぬ間に見てくださる方が増えていったというのがきっかけとして正しいですね。
結果として、「理学療法士の資格を持っている人がいろいろなことをおこなっている。この人は誰だ?」という感じで、自然と興味を持ってくださる方が増えていきましたね。
実際にピラティスを自身でもおこなったことでヘルニアが改善したので、次はそれをほかの方へ提供したいという想いで発信をおこなっていたら、理学療法士ってすごいねという感じでさらに広がっていきました。
私自身戦略を考えるのが好きなので、そのときにはSNSの発信も徐々に戦略的になっていって。自分のSNSのコンセプトを自己成長のツールとして広げていこうと考えたんです。できたらすごいトレーニングの様子などではなく、できないトレーニングを見てくださる方と一緒にできるようになるといった動画や、経験による想いや実際に感じたことなどを表現する発信にしていきました。
daisukeさんの現在の活動について教えてください!
多岐に渡っています!
現在は理学療法士としてクリニックに勤務しながら、パーソナルトレーナーを兼業でおこなっています。また訪問リハとデイケアの責任者も務めていて、企業向けコンサルや産業リハ分野のコンテンツ販売、フィットネスモデル、企業のアンバサダーなど、幅広くおこなっているんです。
ありがたいことに個人からもメーカーさまからもたくさんお仕事の依頼をいただきます。私の中でお仕事をするうえで大事にしていることがあって。それが、健康や自然、美と得意分野のスポーツを絡めて、お互いの価値を高められるという内容の依頼をお受けしています。
これだけ多岐に渡っていると、よく忙しいんじゃないかというお声をいただくんですが、私自身自由に伸び伸びと活動しているので、とても楽しくお仕事させていただいています。
私の働き方は、売上や収入などをベースに考えるとおそらく長く続けられる方は少ないでしょう。私は価値や対価などがあって初めて、お客さまや数字はついてくるという考え方を大切にしているので、目の前の方に全力で向き合うことを忘れてはいけないと思っています。
daisukeさんが活動にある軸や想いを教えてください!
人と社会に笑顔と幸せを与えて、多くの方の健康を創りたいという想いですね!
私の行動軸としては、私自身が何よりも楽しく無理なく社会貢献をさまざまな形でおこなえているという実感ができることです。
私と関わることで笑顔になってくれる方や幸せを感じてくれる方を増やしたいという想いで活動しています。
極論、人を笑顔にできるならお笑い芸人でもどんな活動でもよかったんですよ。一緒にいることで人が笑ってくれたり、幸せになってくれたりといった貢献ができるような活動を続けていくことが信念にあるんです。
その手段として、今の活動があるという感じです。
あとは私自身さまざまな活動を通して、多くの方と関わり、私の中で一種のエビデンスが構築されています。何が言いたいかというと、一つの手技や一つの知識に固執する必要はないということですね。
多面多様でいいと思いますし、そういった意味では今でもお客さまや関わる方々から日々勉強させていただいています。そういった気持ちで活動することで、学ぶ姿勢も変わってより吸収できる物も多いと思いますし、それによって引き出しが増えると思います。
daisukeさんの今後の展望を教えてください!
展望というか選択肢がありすぎます!
現在は企業の方々と健康経営などの話が進んでいますし、私自身のフィットネスないしコンディショニングの店舗を持ちたいという気持ちもあります。
そのほか、ピラティススタジオを開く方から「ピラティスを始めるからけがで悩んでる人に指導してくれないか」というオファーもいただいているんです。
ありがたいことに選択肢がたくさんあるので、やりながら形を作っていければと思っています。
そして発信を重ねていると、私のような働き方をしたい理学療法士の方がたくさんいらっしゃることに気づいたんです。
今後はそういった方々を対象に、自分がどういう想いで活動してきたのか、その経験なども含めてお話したいなとも思っています。
メディアを通して伝えたいことはありますか?
人生を楽しんで欲しいですね!
皆さんには、今という人生を楽しんでほしいですね。
これは単に楽しいことをしろということではなくて、きついことも何もかも含めて楽しもうという意味です。人生楽しんだもん勝ちと言いますが、本当にそのとおりだと。
楽しんで夢中になって今を生きて目の前のことに取り組むからこそ、その先に自分が求めている意味だったり、成長だったりがあると思いますね。
人生を楽しむことが、何より自分の未来を創るうえで非常に大事なんじゃないかと思います。
一緒に人生を楽しんで成長していきましょう。
daisuke
スポーツの小売会社に入社後、その経験を医療に生かそうと考え、
退職し薬局の会社へ転職。そこで働きながら理学療法士の資格を取得し、
現在はクリニックに勤めながら、パーソナルトレーナーとしても活動。
また訪問リハやデイケアの責任者も務め、そのほか企業コンサルや
産業リハのコンテンツ販売、フィットネスモデルなど多岐に渡り活動中。