【岡田 智恵子 / 理学療法士】子どもの幸せは親の余裕から!ママの意識改革を広めたい!

【岡田 智恵子 / 理学療法士】子どもの幸せは親の余裕から!ママの意識改革を広めたい!

岡田 智恵子(おかだ ちえこ)

理学療法士の資格取得後、整形外科クリニックに勤務ののち、
結婚を機に訪問リハビリに転職。自身の出産経験をもとに、ヨガインストラクターとして産後ヨガやママさん方が子連れで集まれる場所と時間を提供している。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
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理学療法士からヨガインストラクターに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

岡田さんFilmを覗いてみましょう。

理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!

岡田 智恵子

学生時代にケガが多く、リハビリでお世話になったからです!

小学生のとき、私の地元にはドッジボールチームが地区ごとにあって、週末はいつも練習と大会でした。

そのときから膝や肩を痛めたりしていて、小学校高学年の頃からリハビリに通っていたんです。

担当した方のネームプレートに理学療法士と書いてあったので、こういう仕事があるんだということを知りました。

中学では柔道部に入り、県大会で3位までいけたんです。当時は高校進学の際にスポーツ推薦をもらっていました。

しかし、将来の進路を決めるうえで理学療法士も頭のなかにあったので、なるべく選択肢が広がるように一般受験をしたんです。

高校に入ってから柔道部がないと知り、陸上部に入部しやり投げを始め、関東大会まで進みました。

しかし自分の実力や体格を考えると、このまま選手としてやっていくのは現実的ではないと思ったんです。

親戚の集まりで、親戚の肩をもんでいたときに「そういう仕事もいいんじゃないか」と言われ、「ありがとう」と感謝されて嬉しかった経験があります。

選手、トレーナーになろうか、あるいはセラピストとして理学療法士・鍼灸師・柔道整復師のどれになろうかと迷ったことはありました。

しかし、小学校のときからずっとスポーツ方面で考えていて、親戚の集まりの嬉しさを忘れたくなくて、理学療法士の道に進む決意をしました。

実際に現場に出て経験したことを教えてください!

岡田 智恵子

選手よりも高齢者が多いという印象がありました!

スポーツで関わっていくことは決めていたのですが、スポーツリハビリをおこなっている実習先でも実習の時間帯に選手が来ることはほとんどなかったんです。

ご高齢の患者さまが多く、環境面でも改めて選手をサポートする難しさを感じました

そのようなこともあり、資格所得後は、整形外科クリニックでの勤務を選びました。

午前中は高齢者もいらっしゃいましたが、午後は学生が来るようになり、夕方以降になると提携してる実業団の方が練習終わりに来ていて、かなり私の希望に近い環境だったと思います。

しかし最初の2〜3年は、担当させていただく方の8〜9割ぐらいはご高齢の患者さまでした

当時は通常業務も多く、なかなか選手を担当できないことに若手ならではの悩みもありました。

ただ、目の前の患者さまのために自分にできることをやりたいなという想いはあったので、予防医学、特に骨粗鬆症に関する勉強や研究、学会発表などをおこなっていました。

理学療法士の年数を重ね、選手を担当することもありました、いつしか私がやりたいことはスポーツを上回り、身近な患者さまのために続けていた予防医学分野に移行していました。

そうして、ご高齢の患者さまと関わっていくなかで、転倒して入院になってしまいクリニックに来なくなる方がいらっしゃったんです。

そういう方々にこそ、自宅でのリハビリが必要なのではないのかなと思い、訪問リハへの興味が徐々に湧いてきました。

その後結婚と出産の時期に、母が身体の調子を崩したことで実家に近いところに引っ越したいということも重なり、訪問リハに転職しました。

現在の活動をしようと思ったきっかけを教えてください!

岡田 智恵子

出産や育児を経験して、母親の大変さを身に染みて感じたからです!

骨粗鬆症に対して、現場でなかなかうまくアプローチすることができないと思っていました。

産休育休のなかでコロナ禍に入り、ご高齢の方に対してオンラインでのアプローチだとますますうまくいかないと感じて、どうしたら骨粗鬆症を予防できるかを考えていました。

骨粗鬆症を予防するとなると、一番大事な時期は10代なんです。

10代の予防に携わりたいと思ったときに、学校での講義やどこか集まる場所でセミナーを開いたりすることが近道だと思います。

しかしそれを実現するには、まず何か実績や社会的な信頼を得てからでないと開催できないと気づいたんです。

何か身近でできることはないかと考えたときに、子どもたちの食事や生活面で鍵を握っているのがママだからこそ、そこにアプローチしようと考えました。

なおかつ、ママさん方がもう少し楽しく子育てができ、心が少しでも楽になる場所ができればいいなと考え、産後ヨガをおこなおうと決めました。

どんな活動をおこなっているのか教えてください!

岡田 智恵子

ヨガインストラクターとして、産後ヨガやママさん方が子連れで気軽に集まれる場所と時間を提供しています!

学童を運営している方からお声がかかり、週に1回スペースをお借りして活動しています。

産後の0〜2歳の子どもがいるママさん方が集まっていて、子どもの様子を見ながらヨガをできるようにしているので、普通のヨガよりも優しいヨガをおこなっています。

途中参加や退出、おむつ替えや授乳もできる環境にしていて、けっこう自由な空間にしているんですよ。

開催することで、ママさん方が子どもを連れて出かけられる場所をつくり、そこで簡単なヨガを通して、身体のトラブルを解消し、職場復帰に向けて体力づくりをしたいと思っています。

岡田 智恵子 活動

今後はヨガに加えて、集まって情報共有や相談に乗るなどの時間を提供したいと考えており、活動の準備をしています。

私はママさん方が外に出ることだけでも、かなりハードルが高いと思っているんです。だからこそ気軽にすっぴんでも、パジャマ姿でもいいから来やすい場所にしたいです。

どんな想いで活動されているのかを教えてください!

岡田 智恵子

「ママ自身の意識改革」を広めたいです!

子どもに辛く当たりたいと思っている親はいないはずです。

家事育児に悩んだり何かで苦しんだりした結果、最終的に子どもにきつい言葉をかけることや手が出てしまうことになっているのだと私は思います。

岡田 智恵子 想い

子どもは、一番近くにいる人間を見本に背中を見て育つものです。親の心に余裕がなかったら、子どもはそれをすぐに察してしまうんです。だから「ママの意識改革」が必要なんです。

そのために、まず自分を見つめ直すところから始めたほうがいいと思ったんです。

もっと自分を大切にしたり、自分を見つめる時間を作ることが大切なんですが、家事や子どもの世話などいろいろな出来事に流されて、それに気づけないままの方が多いと思います。

自分を見つめ直すと、自分が何が原因で不安を感じるのか、どうしてこれをやってしまうのかということがだんだん分かってきます。

たとえばイライラしているときにも理由が絶対にあるので、「今はしょうがないよ」と言って片付けるのではなく、自己分析ができたらいくつかは解決できると思うんです。

なぜイライラしてしまい不安になってしまうのかが頭で認識できると、再度同じ状況になったときこういう解釈をすれば、ちょっと気持ちが落ち着くのではないかと。

特に、産後のママの身体は既にボロボロになっていて、心もホルモンの影響で波があるので感情の起伏も激しくなります。

私は、実際にそういうことが身体の中で起きているということをママさん自身がちゃんと理解するだけでも、自分を見つめ直せると思うんです。

子どもたちは私たちが見るので、この場所に来ている時間だけは、少しでも自分に目を向ける時間を作ってくださいということを毎回お伝えしています。

現在は、まだまだ活動を継続し拡大することで手一杯ですが、まずは現在通われているママたちから「この場所があってよかった」と言われる場所にしたいです。

今後の展望を教えてください!

岡田 智恵子

ママの働きやすい組織を作れたらいいなと思います!

今私が目先のことに一生懸命だからということもあるのですが、私もまだ小さな子どもがいるママなので、そのような事業や活動をしていきたいんです。

ほかにもママさん方を巻き込んで活気になる活動をしつつ、もっと一緒にやる方が増えてくれると嬉しいですね。

そして組織的に動いていくことになったときは、ママさん方の働きやすい組織を作れたらいいなと思います。

たとえば子どもが熱を出して面倒を見ないといけないときに、自宅で面倒を見ながらリモートで仕事ができる形を作りたいと思っています。

あるいはよほどの感染症でなければ職場に子どもを連れてきて、みんなで子どもを見れる環境を作りたいです。

まだ産後ヨガは軌道には乗ってないので、訪問リハビリの仕事も並行しています。

今の職場もかなり寛容な職場なので、子どもの体調不良でお休みするときも「明日も休んでいいよ」と言ってくださり、感謝を感じつつも、申し訳ない気持ちも出てきてしまいます。

なので、お休みをもらうことも結構ストレスになってしまうんですよね。

本人が休みたいのであれば休みでもいいし、家で仕事ができるのであれば、休み扱いにせず家で仕事をやってもらうなど、もう少し融通が利くような組織ができるといいなと思います。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

岡田 智恵子

自分のやりたいことを諦めないでほしいです!

ママさん方は、子どもや家族のために時間を費やし、つい自分のことを疎かにしてしまうことが多くなっていると思います。

ただ、ママになったからといって自分のやりたいことを諦める必要はないと思います。

出産、育児をするなかで、仕事やプライベートのことにも全力で取り組みたいと思う方は多いはずです。

しかし、女性ばかりが産休や育休を取り仕事を休まなければならない、ずっと家の中で子どもと過ごすなど、女性が不自由な思いをする現状はまだあります。

今後はそういったことを減らせるように、私もママさん方が働きやすい職場を作りたいと考えていますが、そのような職場はまだ少ないです。

だからこそ、パパさんにも積極的に協力してもらい、自分のやりたいことを諦めずに行動できる社会になれば嬉しいなと思います。

今後は、ママさん方がもっと輝ける社会にしていきたいです。

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