セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
接骨院勤務から『株式会社MOVIE.CAMP』のCEOに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
大島さんのFilmを覗いてみましょう。
目次
大島さんが柔道整復師になろうと思ったきっかけを教えてください!
自分で確立できる仕事に就きたいと思ったことがきっかけです!
学生時代はサッカーをしており、進路を検討していたところ、当時の顧問に柔道整復師が属する会社を紹介してもらいました。そこで柔道整復師を勧められたんです。
選手時代にケガをすることはなく、当時は治療を受ける側のイメージが湧きにくかったです。
理学療法士養成校のオープンキャンパスにも参加しましたが、柔道整復師のほうが独立しやすいと聞いたので、柔道整復師を目指すことにしました。
養成校に入学してからは、接骨院で働きながら学校に通っていました。学校でインプットしたことを現場ですぐアウトプットできるので、スキルを高めるにはとても良い環境だったと思います。
大島さんが現在の事業に至るまでの経緯や内容を教えてください!
接骨院勤務時に動画編集の仕事を始め、一昨年独立しました!
学校卒業後は、学生時代に勤務していた接骨院で院長を打診されたんです。しかし、新しいことを学びたかったので、知り合いの先輩の勤務先に就職しました。代表の方と仕事に対する想いが合致したんです。そこで、3~4年勤務しました。
ほかの接骨院へ転職した際に、事業の一環として動画編集の仕事を始めました。コロナ渦の前だったんですが、オンラインサロンの立ち上げに携わる機会があり、動画編集を担当し、おもにYouTube動画を作成していました。
当時は、パソコンの操作も理解できていないレベルだったんです。しかし、トライ&エラーを繰り返しながら現在の活動につなげていきました。お金を払って勉強したり、とにかく実践を積んだりしたことが印象に残っています。
それから売り上げが徐々に伸び、2022年に独立し、現在まで動画編集の仕事をしています。
そして2023年8月に、個人事業でおこなっていた事業を法人化し、『株式会社MOVIE.CAMP』を立ち上げました。
個人事業から法人化した現在まで、順調に事業を進められています。
大島さんが現在の具体的な事業内容や今後の展望を教えてください!
今後は、スポーツ選手のキャリア形成もサポートしていきたいです!
企業の動画メディアのPRを行っております。接骨院の動画を作成することもあり、柔道整復師の経験が生かされる場面もあるんです。YouTube動画も作成していますし、コンサルタントやSNSの運用も担っています。
現在は、医療とかけ離れた環境に身を置いています。そのため最初は全く知らないレベルからのスタートでしたが、やりながら勉強しましたよ。
いただくお仕事の規模が大きくなっており、正社員と業務委託も合わせて40名近い人数になってきました。今後は、スクール事業も行い、一緒に仕事をおこなえる方を増やしていきたいです。
最近では、プロスポーツ選手から仕事のご相談を受けることがあるんです。今まで第一線で活躍してきた選手が引退すると、全く光が当たらなくなる現状を耳にしました。それだけ価値のある方々が、そんな状況に陥るのはおかしいと思うんです。
また、現在は学生の部活動も活動が制限されやすいと聞いています。頑張りたいけど頑張れず、トップ選手の技術を学びたい学生たちも多くいると思います。
その状況を私たちが作る動画でお互いの需要を認知でき、学生のスキル向上やアスリートのセカンドキャリア構成につなげられると良いなと模索しています。
活動に対する大島さんの想いを教えてください!
地域を復興させて周りの方を守りたいです!
タイで解剖実習に行った際に、現地の子どもからお金をせがまれる経験をしました。その様子を、遠くから子どもの親が見ていたんです。地域格差が強く印象に残っています。
いずれ日本もこんな環境になるのではないかと不安に襲われました。私も甥っ子や姪っ子がいるので、周りの方も含めてこんな経験をしてほしくないと思ったんです。
それから自分の周りを守れるようにと地域復興をしたい気持ちが強くなりました。
そのため、今後も今の活動をどんどん広げていきたいです。確実に目の前の仕事を全うしながら、活動の認知度も上げていきたいと思っています。
群馬でも整体店舗の出店を予定しており、人材雇用を勧めていく予定です。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
自分の進みたい道を見極めましょう!
離れてみて分かりましたが、「ありがとう。」と感謝される治療家はすばらしい職業だと思います。
コミュニケーションが重要なので、AIにはできない仕事です。地味に見えやすいですが、ネガティブに捉えないでほしいですね。
現在治療家として現場で活動されている方、治療家を目指している方は本気で頑張ってもらいたいです。
周囲の方々から、より求められるよう諦めずに技術を磨いてください。
大島 亮太(おおしま りょうた)
柔道整復師の資格取得後、接骨院に勤務。地域復興をしたい想いがあり、模索していたところ動画編集を始める。動画編集の活動が徐々に広がり、接骨院退職後に独立。『株式会社MOVIE.CAMP』を立ち上げ、動画作成やSNS運用代行、コンサルティングと多岐にわたり活動している。