【TAKA / 柔道整復師】きっかけ一つで人生は変わることを伝えたい!

【TAKA / 柔道整復師】きっかけ一つで人生は変わることを伝えたい!

TAKA

柔道整復師の資格取得後、卒業校の接骨院に就職。在学中から、スポーツトレーナーとしてラグビーチームのサポートをおこなう。その後、スポーツトレーナーとしてカナダへ留学。現在は、トレーナー派遣、アパレルブランド『RE:BONE』の運営、またニュージーランド永住権取得へ向けて奮闘中。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

柔道整復師からスポーツトレーナーやトレーナー派遣などに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

TAKAさんFilmを覗いてみましょう。

柔道整復師になろうと思ったきっかけを教えてください!

TAKA

柔道整復師である父の姿を格好良いと思ったからです!

小学生のときに柔道整復師である父の職場に遊びに行き、父の白衣姿や施術をおこなっている背中を見て、格好良いなと憧れてたんです。

また父の施術を受けた患者さまが、笑顔で帰っていく姿が強く印象に残っていました。

私自身、学生時代は空手に打ち込んでいたんですが、大きなけがをしたことはありませんでした。ただ、捻挫や打ち身などの軽いけがは日常茶飯事で、その度に父が身体の状態をみてくれて、私のサポートをしてくれていたんです。

そのため、柔道整復師であればスポーツに携わることができると思っていました。

父に憧れたことやスポーツに携わりたいと考えていたので、柔道整復師を目指すようになったんです。

実際に専門学校へ入学してみてどうでしたか?

TAKA

入学以前のイメージとのギャップを感じました!

父の姿を見てきたからこそ、柔道整復師はスポーツにも携われるような仕事だと認識していました。

ただ高校生になる頃には、接骨院に来院されるのはスポーツをおこなっている方より、不調を抱えたご高齢の方や一般の方が多いと分かったんです。

また接骨院では、マッサージをおこなっている場面を目にする機会が多く、専門学校でもマッサージを学べると思っていました。

ですが、実際に専門学校に入学すると、捻挫や打撲、骨折、脱臼などのけがについての病態や施術方法についての内容が大半で、入学前のイメージと現実との間にギャップを感じ、戸惑ったのを覚えています。

現在の活動までの経緯を教えてください!

TAKA

私の師匠との出会いが、活動の大きなきっかけになりました!

専門学校で2年生のとき、現在の活動へつながる重要なきっかけとなる師匠と出会いました。

師匠は、専門学校で勤務していたので、私が3年生のときに師匠から「一緒に働かないか?」と声をかけてもらったんです。

就職のお話をいただき、初めは断っていたんですが、師匠のとても真剣な表情をみて師匠と一緒に働く決意を固めました。

TAKA 活動

また師匠は、あるラグビーチームと個人契約を結んでいました。私も師匠に同行してラグビーチームに携わるようになったことで、スポーツに関わりたいという気持ちが強くなっていったんです。

それからも、師匠とラグビーチームのサポートを続けました。そして、2014年に柔道整復師の資格を取得し、ラグビーチームと個人契約を結び、本格的にスポーツトレーナーとしての活動をスタートさせたんです。

同じ年には、ある大学の女子ラクロス部のサポートもさせていただくことになりました。

スポーツトレーナーとしての活動は、おもにトレーニング指導よりもけがの処置をおこなうといったものが多かったんです。

ですが、次第にトレーニングについても学びたいと思い、知人に相談したところ、カナダの学校で詳しく学ぶことができる環境があることを教えてもらったんです。

元々海外にいきたいと考えていたことや、スポーツトレーナーとしての学びを深めたいと思い、一度ラグビーチームとの契約を終了し、カナダへ留学することを決めました。

留学期間は2年間の予定でしたが、自分のなかで何か違うなと思ったので、留学して1年後の2019年に帰国したんです。

帰国後にラグビーチームと再契約し、私と柔道整復師の友人、そして勉強意欲のある学生を連れて三人一組でサポートをさせていただいていました。

ただ、実は私自身カナダではなく、ニュージーランドに留学したいと考えていたんです。

実際にニュージーランドに行くと決心してからは、友人と学生に引継ぎをおこない、私が関わることなく、サポートができる体制が整ったタイミングでニュージーランドに拠点を移しました。

現在の活動と今後の展望について教えてください!

TAKA

ニュージーランドに拠点を移して生活しており、今後はニュージーランドでトレーナーとして活動していきたいです!

現在はニュージーランドに拠点を移し、生活しています。

永住権を取得するまでは自由に活動できないので、永住権を取得後に店舗を借りてトレーニング指導などをおこなっていきたいと考えています。

日本でのトレーナー事業は、契約中のラグビーチームや格闘家に対して学習意欲の高い学生やトレーナーを派遣させていただいているんです。

TAKA ニュージーランド

また、『RE:BONE』というアパレルブランドを立ち上げ、その運営もおこなっています。

『RE:BONE』のメインロゴには運動して健康体で強く生きる、人と人がつながるという2つの意味が込められているんです。

“アスリートが競技に打ち込める環境をつくり、けがを理由に引退する方をなくす”という信念のもとに活動を始めました。

トレーナーとアスリート、チームをつなぐことで、より多くのアスリートが競技に向き合える環境を築いていくことを目指しています。

活動に込められている想いを教えてください!

TAKA

入念な準備と挑戦を大切にしています!

私は、資格取得後に整復をおこなうチャンスが8回ありました。ですが、怖さからそのチャンスを逃してしまったんです。

その後再びチャンスをいただき、実践したことで得るものがたくさんありました。実践を経て、今まで勉強してきたことを自分に落とし込むことができたんです。

施術をおこなうために必要な知識は、柔道整復師の資格を取得するまでの過程でしっかりと身につけます。

骨折や脱臼のアプローチ方法、固定の仕方などの知識の引き出しをどう使うのかは、現場に出なければ分かりません。

ですが、処置に挑戦していくにはたくさんの準備が必要です。若手が自信をもって処置に取り組めるように、私も責任をもって多くの準備をしていました。

TAKA 想い

実践する際は、ベテランの先生同行のもとで若手が処置できるような体制をつくったり、起こりうるけがや処置の方法に関する打ち合わせを念入りにおこなったりしています。

そのなかで若手の考えを尊重し、ポテンシャルを生かしていくことが重要です。

教えていくなかで私と違うやり方であれば、それは私の勉強になり、間違っていれば指摘をするというように、お互いに成長できる機会にしていきたいと思っています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

TAKA

きっかけを掴んでほしいです!

けがをすると、マイナスやネガティブな感情になってしまいます。

そこでしっかり身体と向き合い、適切なリハビリを受けることで、それまで気にしていなかった身体の部分に目を向けられるようになります。

その結果、逆にパフォーマンスが上がったり、より良い変化が生まれたりするんです。

けががきっかけとなり、自身が生まれ変われるきっかけになることもあります。

私自身、学生時代の師匠との出会いが私の人生を大きく変えたきっかけとなりました。小さなきっかけが、大きな変化につながることを身をもって経験することができたんです。

学生の皆さんには、格闘技やラグビーの現場に行ってみるといった小さなことでも、自分の人生に大きな影響を与える可能性があります。

そんな小さなきっかけを、まず自分から掴みにいってください。

 

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