【まほ / 作業療法士】認知症のことを多くの方に知ってもらいたい!

【まほ / 作業療法士】認知症のことを多くの方に知ってもらいたい!

まほ

作業療法士の資格取得後、療養施設、急性期病院などで勤務。現在はデイサービス施設で作業療法士として勤務しながら、Instagramにて認知症に関する情報発信をおこなっている。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

資格取得からInstagramでの情報発信に至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

まほさんFilmを覗いてみましょう。

まほさんが作業療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!

まほ

職場体験で病院に訪問しリハビリという仕事に興味をもったからです!

学生のときに職場体験で病院へ行き、初めてリハビリの仕事を見学しました。こんな仕事があるんだ!やってみたい!と思ったんです。

セラピストのなかで作業療法士の進路を選んだ理由は、オープンキャンパスに参加して、手作業などの作業でリハビリをおこなうことに興味が湧いたことがきっかけとなりました。

作業療法士の現場についてまほさんの感想を聞かせてください!

まほ

現場で実際に働き、さらにリハビリに興味が湧きました!

作業療法士は身体機能だけじゃなく、精神機能だったり、高次機能障害だったりと多岐にわたってリハビリをおこなうのだと知って、さらに興味が湧いたんです。

木工、陶芸や細工で患者さまを指導してリハビリをおこなうのですが、私自身はあまり手先が器用なほうではないので、少し苦労しました。

初めての現場は療養施設で勤務し、その後は急性期から回復期も勉強したいと思い、急性期の病院に転職しました。

現在は、デイサービス施設で作業療法士として勤務しています。

まほさんの活動のきっかけについて教えてください!

まほ

認知症の方や認知症に関わる方が正しい情報を知ることで、暮らしやすくなるのではないかと考えたからです!

認知症に関わったのは、初めての現場である療養施設でした。自立した生活が困難で、自宅に帰ることが難しい方は病院が住まいとなってしまいます。

入院生活のなかで認知症の方にいかに楽しんでもらえるかを考え、QOLを上げるリハビリにて介入していました。

次の現場である急性期の病院でも認知症の方と関わる機会が多かったので、認知症に関する発信を始めてみようと思ったことがきっかけです。

日頃からInstagramは見る専で利用していたので、自分でもできるんじゃないかなという軽い気持ちで始めましたね。

まほさんの現在の活動について教えてください!

まほ

認知症に関するInstagramを利用した情報発信です!

本業のデイサービスでの作業療法士の仕事をおこないながら、Instagramによる認知症の情報発信をおこなっています。

休みの日にまとめて作成し、予約投稿で定期配信をおこなうようにしています。

まほ 活動

投稿内容は、認知症に関することや認知症に関わる多くの方に向けた情報発信なんですが、投稿に困ったときは過去の発信情報をヒントにした新しい投稿やブラッシュアップをして、発信ネタを考えています。

まほさんの活動に対する想いを教えてください!

まほ

認知症のことを多くの方に知ってもらいたいです!

認知症について当事者だけでなくそれに関わっている方など、より多くの方々に正しい情報を知ってほしいという想いをもって活動しています。

まほ 想い

また、私自身がリハビリの領域において認知症のケアや認知症のリハビリが好きなので、継続した活動ができているんだと思います。

まほさんの今後の展望について教えてください!

まほ

オンライン相談を始めようと考えているところです!

Instagram経由で、自分の親や祖父母が認知症で困っているというDMをいただくんです。

困っている方と1対1でオンライン相談ができたら良いなって考えていて、今のところはデイサービスの仕事と平行しながらおこなっていく予定です。

まだ模索している段階なので、オンライン相談で質問に適宜答えていくか、寄り添ってアドバイスをおこなうかは実際に動きながら考えています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

まほ

認知症のことを多くの方に知ってもらい、認知症になっても安心して暮らせる社会になるようにしたいです!

認知症は、一般の方からすると認知症になったら終わりだ、絶対になりたくないという差別の対象になりがちですが、認知症のことを正しく知ってもらいたいです。

現在では、高齢者の5人に1人が認知症になる時代です。

認知症の正しい知識を知ってもらうことで、認知症当事者が差別されたり軽蔑されたりせず、自宅や地域で暮らしやすくなるようなお手伝いをできれば良いなという想いをもっています。

セラピストの方々にはさまざまな病院、施設で認知症ケアに携わっている方もたくさんいらっしゃるはずです。

一緒に認知症ケアを日々楽しくやっていけたらと思っています。

 

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