【坂下 翔太 / 理学療法士】理学療法士の地位を向上させ、誇れる未来をつくりたい!

【坂下 翔太 / 理学療法士】理学療法士の地位を向上させ、誇れる未来をつくりたい!

坂下 翔太(さかした しょうた)

理学療法士の資格取得後、現在は『株式会社towards』の代表取締役としてオンラインサロン『Synergist Labo -シナジストラボ-』を運営しながら、SNSでも情報を発信。オフラインでも理学療法士の地位向上、スキルアップのために幅広く活動をおこなっている。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

格取得後、病院勤務からオンラインサロン運営に至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

坂下さんFilmを覗いてみましょう。

坂下さんが理学療法士を目指したきっかけを教えてください!

坂下 翔太

ギラン・バレー症候群に罹患してリハビリを受けたことがきっかけです!

高校時代は、野球一筋で打ち込んでいました。何事もなく生活していたのですが、突然立てなくなったんです。

後々分かったことですが、ギラン・バレー症候群に罹患していました。当時はギラン・バレー症候群も認知されていなかったので、ただただ不安しかなかったんです。

半年間の入院生活となったのですが、一人では車椅子にも移乗できませんでした。ティルトテーブルをギャッチアップしただけでブラックアウトしてしまうような状態だったので、自死することもできなかったんです。

先の見えない絶望から救ってくれたのが、理学療法士の先生でした。そのときのリハビリはメンタルケアが中心で、私が理学療法士を目指すきっかけとなったんです。

理学療法士の現場について坂下さんの感想を聞かせてください!

坂下 翔太

誰かのために尽くせる素晴らしい仕事だと思いました!

自分の努力次第で感謝される機会が増えていましたし、勉強すれば結果がついてくることを実感していました。

ただ、臨床1年目は医療勉強ではなくマネーリテラシーの低さからお金の面で苦労したんです。お給料は、その月に使い切ってしまう生活を送っていました。

しかし、2年目のある患者さまとの出会いがきっかけで実力不足を感じ、気持ちを入れ替えて学習環境や将来設計を改善していったんです。

勉強会にも積極的に参加し、空いた時間に文献での自主学習をおこなうようになりました。そして、その日に勉強したことを自分で資料にまとめるようになったんです。

坂下さんの活動のきっかけについて教えてください!

坂下 翔太

まとめる技術やデザイン力が、知識の発信やオンラインサロンを立ち上げるきっかけとなりました!

お恥ずかしい話ではありますが、臨床1年目に高級車をローンで購入して失敗しました。本当に医者と同等の給料を頂けると錯覚していたんです。

加えて職場の先輩とお給料の話をした際に、病院勤務の理学療法士のお給料の限界を感じてしまいました。そこで2年目から、自分のマネーリテラシーを高めるためにお金の勉強を始めたんです。

日頃から参加していた理学療法士の勉強会の内容をまとめる技術が向上するとともに、デザイン力も上がっていたので、そのスキルを生かしてSNSで情報発信をおこなおうと考えました。

僕が悩んでいたことをすべて詰め込む。つまりお金の面でも、理学療法士として臨床で必要な知識・スキルもすべて安価で学べるオンラインサロンを作ろうと思ったんです。

理学療法士=安月給のイメージもあり、僕自身もお金がなかったこともあったので…

ありがたいことに、総会員数は500名を超えセラピストに選ばれるサロンに成長したのではないかと思います。

現在の坂下さんの事業について教えてください!

坂下 翔太

セミナーやオンラインサロンを中心に、サブスク形式で情報発信をおこなっています!

現在の事業は、オンラインサロンの運営が中心になっています。

サロンは、サブスク形式です。サロン内で月に数回のオンラインセミナーやInstagramのコンテンツ、有料noteをパッケージ化して情報の発信をおこなっています。

また、転職などのキャリアアップサポートもおこなっているんです。

今年からは、『4日で理学療法のすべてを学ぶ…Clinical Expert Team』と名付けて臨床特化(脳血管・股関節・膝関節・足関節・肩関節)のオフラインセミナーを開催しています。

現在まで2回実施し、両日とも定員は3日でSoldとなりました。

坂下 翔太 活動

さらに、企業の整体新規立ち上げの監修や、治療院におけるオープニングスタッフの指導も弊社事業の一環です。

そのほかにもホームページの制作、運営のノウハウも知人ベースでコンサルティングするなど多岐にわたって活動しています。ちなみに現在運営しているホームページは、当初からすべて私自身が制作、更新をおこなっています。

坂下さんのオンラインサロンに込められた想いを教えてください!

坂下 翔太

一対一で気持ちをぶつけ合い、深い話ができる環境を提供したいんです!

サロン生は多くの悩みを抱えて、私の運営しているオンラインサロンに来てくれます。

悩みを解決できる一番の方法は、対話だと考えています。対話できる場として、オンラインサロンは重要な意味をもっているんです。

サロンを通して相談者と密に対話をおこない、悩みを解決したいという想いをもっています。

坂下 翔太 想い

また事業を継続するにあたって、やはりストック型の収入源が必要だと感じます。正社員ではある程度決まった金額が入ってきますが個人での活動はそうはいきません。

だからこそ、その術を欲しているサロン生には経験の範囲内でお伝えしています。今は自分の大切な人を守れるように、生活できる収入を確保する大切さを僕自身も実感しています。

サロン生も絶えず質問してくれるので、その力になりたいと考えています。私を必要としてくれている限り、今後も継続してサポートしていく予定です。

お金や知識面での悩み、臨床家としての知識やスキル面の悩みも答えられるものは会員様にすべて還元しています。

坂下さんの今後の展望について教えてください!

坂下 翔太

オフラインでの交流を通じて理学療法士として、人として成長のお手伝いができる人材になりたいと考えています。

現在、インターネット上では多くの情報を無料で取得できる時代です。情報発信者も増え、SNSで気軽に情報を発信できる良い時代になったのですが、エビデンスのない発信があることに危機感を感じています。

上辺の知識だけでなく現場で使える知識を伴ったスキルが必要だと感じています。そのスキルも相手側が間違った使い方をしない様に発信者は責任を持つべきだと感じています。

だからこそ、責任を持ってオフラインでの活動も進めていきます。

できる限りSNSで無料の情報発信をしながら、自分自身を含めた沢山の方々がWin-Winになれる環境をつくりたいと考えています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

坂下 翔太

人から「ありがとう。」と言ってもらえる素晴らしい仕事です!

理学療法士は、お給料がすごく良いとは言えない職業かもしれません。

ただ、人から「ありがとう。」と言われ、人の人生を知識と徒手技術、コミュニケーションだけで変えられる素晴らしい職業です。

心配なお給料の面でも自分自身の活動次第で、さまざまな職種の方とつながることもご協力することも可能なんです。

本当に理学療法士の視点と可能性の大きさは無限大です。学生の方やセラピストの先生方にも、理学療法士の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

私自身、困っている方への協力を惜しみませんし、その状況から逃げずに解決できるよう頑張ってほしいと思います。

坂下さんについて

 

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