【林 良祐 / 鍼灸師】可能性は無限大!広い視野で人生を豊かに!

【林 良祐 / 鍼灸師】可能性は無限大!広い視野で人生を豊かに!

林 良祐(はやし りょうすけ)

医療大学を卒業し鍼灸師の資格取得後、臨床で勤務しながら夜間の専門学校へ通い、柔道整復師の資格を取得。その後上京して最先端の美容を学び、2018年に大阪の堺で美容鍼灸院を開業。美容鍼・小顔矯正・ダイエットなどを扱う美容鍼灸院の経営と並行して経営コンサルタントや教育事業、海外事業など幅広い分野で活動中。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

鍼灸師として美容鍼灸院を開業し、経営コンサルタントや教育事業、海外事業を始めるまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

さんFilmを覗いてみましょう。

さんが鍼灸師になろうと思ったきっかけを教えてください!

林 良祐

野球で肘を怪我したときに鍼治療を受けたのがきっかけです!

野球で肘を怪我してしまったときに初めて鍼治療を受け、その効果を実感したのが鍼灸師を目指そうと思ったきっかけです。

施術後に鍼灸師の方が「3日後には治るよ」とおっしゃっていたのを聞き、半信半疑な気持ちでしたが、本当に3日後に痛みが改善したので非常に驚いたのを覚えています。

小学生の頃から長年にわたり野球をやってきたので、怪我をするたびに病院や整骨院、鍼灸院などにお世話になり、そこで働く先生方に憧れの気持ちを抱いていたのも影響していると思います。

いつしかこういう仕事をしたいなと考えるようになり、鍼灸師の資格を取ろうと決心しました。

理学療法士や作業療法士などの資格も検討したのですが、鍼治療が一つの武器になる点と独立開業できる点に魅力を感じ、鍼灸師を選びました。

実際に鍼灸師時代はどうでしたか?

林 良祐

鍼灸師として働きながら、柔道整復師の資格を取得し美容を学びました!

入学前に覚えなければいけないことが多いのは知っていたので、勉強は苦ではありませんでした。

在学中から、4年間は高校の野球部でお世話になった先輩が勤務している鍼灸整骨院で見習いとして働いた後、自分で探した鍼灸院に就職したんです。

就職した鍼灸院の院長が「ダブルライセンスが当たり前」と言っていたので、鍼灸院での勤務を続けながら夜間の専門学校に3年間通い、柔道整復師の資格を取得しました。

私が鍼灸の学校を卒業した翌年から、週3日の通学で柔道整復師の免許を取得できる制度が始まったので、それを利用したんです。

美容鍼灸院を開業した理由を教えてください!

林 良祐

美容鍼や小顔整体を入口として、鍼灸の素晴らしさを知ってもらいたかったからです!

もともと東京への憧れが強かったので、柔道整復師の資格取得後は具体的なプランを決めずにすぐに上京しました。

林 良祐 活動

結果的に東京で1年2か月ほど、フェイシャルエステの美容鍼や美容整体を学び、技術を習得して、すぐに大阪の堺市で美容鍼灸院を開業したんです。

そのまま東京で開業することも考えたのですが、魅力的なテナントを大阪で見つけたので、すぐに大阪に戻り開業準備を始めることにしました。

ただ、身体がしんどいときにすぐに鍼治療を受ける方は少ないと思うんです。

だからこそ、まずは美容鍼を入口にして鍼灸の素晴らしさを知ってもらうことが大事なのではないかと考えて、美容鍼や小顔矯正で開業することに決めました。

美容目的で来店されたお客さまでも、それに加えて肩こりや腰痛、不眠など自律神経系の不調などの治療を希望されるケースも多いです。

美容整形に頼らずナチュラルな美容鍼で心身を労り調和をとることで、より美しくなれる施術を提供したいと思っています。

さんの現在の活動内容や込められている想いを教えてください!

林 良祐

資格を取得してよかった。この仕事に就いて良かったと感じられるようサポートしたいです!

現在の活動は、美容鍼灸院の店舗運営がメインで全体の6割程度を占めており、残りの4割は経営コンサルや海外事業をおこなっています。

経営塾での学びや1人で月456万円を売り上げた経験を生かせると思い、2年ほど前から鍼灸師などの専門家向けの経営コンサルを始めました。

夢を持って高額なお金をかけて資格を取得しても、雇用される側だと月収20万円、年収200万円くらいです。

開業してもうまく集客できずに苦労するといった感じで、実際に働いてみると現実を突きつけられます。

林 良祐 想い

開業や経営で悩む鍼灸師の方々に、資格を取得してこの仕事に就いてよかったと思えるよう手助けしたいと考えたのが、経営コンサルを始めたきっかけです。

経営コンサルの受講生のなかには、1人で運営する鍼灸院で月256万円を売り上げる実績を出した方もいます。

それ以外にも、学生向けの講義である「治療家予備校」を年2〜3回ほど開催して治療家として勝ち抜いていくためのスキルを教えています。

さらにフィリピン、セブ、マニラ、中国上海での施術経験を生かして、上海5店舗で技術監修をおこなっています。

さんの今後の展望を教えてください!

林 良祐

経営コンサル、学生向けの教育事業、海外事業、新店舗の運営に力を入れていきたいです!

今後は、店舗経営と並行して専門家向けの経営コンサルと学生向けの教育事業や海外事業もおこなっていきたいです。

東京のホテルニューオータニ内のサロンで働いていたときの同僚が、フィリピンで鍼灸院を立ち上げる際に手伝いをしたのがきっかけで、海外事業に携わるようになりました。

渡航経験があるせいか、最近20代前半の方々から海外で働きたいと相談されることが多くなってきたんです。

海外に行く術がなかったり、海外で出店する資金がなかったりと悩んでいる子が多いのかなと感じています。

海外で働ける場所を用意して、海外で働きたい子にどんどん活躍してもらいたいというのもありますし、活躍できる場を用意する意味でも海外事業を展開したいと考えています。

さらに、2024年に脱毛と体質改善を扱う店舗を1店舗立ち上げる予定です。

自分の活動としては、現在経営している店舗での稼働を減らし、新しい店舗とコンサル事業の比重を増やして伸ばしていきたいと考えています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

林 良祐

鍼灸の可能性は無限大だと伝えたいです!

鍼灸師や学生の方々に、鍼灸の可能性は無限大だと伝えたいです。

鍼灸師など東洋医学分野の国家資格は、生かすも殺すも自分次第であることを知ってほしいです。

働く場所を変えることで、自分が活躍できる場を見つけることができるんだと私は実感しました。

日本の柔道整復師は、中国の上海に行くと解剖生理を理解して施術をおこなえる専門家として重宝されます。

中国でも鍼治療ができる国家資格はあるのですが、あまり解剖生理に詳しくないため、日本の柔道整復師は専門性が高く非常に重宝されますし、おもてなし精神のある日本人である点もプラスに働くんです。

鍼灸師などの国家資格の枠に縛られず、もっと柔軟に広い視野を持って、自分の知識や資格を生かして人生を豊かに充実させてほしいと思っています。

 

error: Content is protected !!