セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
理学療法士として勤務しながら講師活動やWeb制作に至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
廣山さんのFilmを覗いてみましょう。
目次
廣山さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
高校時代に担任の先生から教えていただいたことがきっかけです!
私の場合、ほかの方々が理学療法士を目指したきっかけとして挙げられる理由とは少し違うんです。
皆さんがおっしゃられるのは「家族がリハビリを受けて、リハビリを身近に感じた」「自分がスポーツでけがをして、お世話になった理学療法士に憧れた」みたいな感じだと思います。
ですが、私にはそのような経験は全くなく、以前は、全然違う分野に進もうと考えていたんです。
実は高校生のとき、担任の先生から理学療法士という仕事があると教えていただき、専門学校の推薦枠をいただけるという話があったので、あまり深く考えずに進学しました。
廣山さんが専門学校を辞めずに続けられた秘訣を教えてください!
常に新しいことを学ぶことを心がけました!
専門学校に入った理由も理由だったので、実は専門学校の4年間は毎年辞めようかなと悩んでいたんです。
もともとどのような仕事か全く知らなかったので、学生の頃から解剖学や生理学が何の役に立つんだろうと疑問に思っていました。
ただ疑問を抱えながらも、一度は勉強を真剣に取り組もうと考えていたので、周囲の友人からの質問にも答えられるようになるほど、知識をつけることができました。
正直に言うと、当時の自分は勉強ができるという自信があったんです。
しかし、実習で指導者の先生から指摘を受けることが多々あり、自分の実力のなさを思い知らされ、自信を失い落ち込みました。
ただ自分より知識がある方、勉強ができる方がいて当然だということに気づいたんです。
うまく開き直れてからは、自分を磨いていこうと決めました。
私は知的探究心が高く、知らないことがあるとすぐに調べたり、やってみたいことに対して、行動せずに諦めたりすることがないように心がけています。
常に挑戦を意識して生活していくなかで、勉強も楽しくなり、専門学校を辞めずに卒業することができました。
廣山さんがWeb制作を始めたきっかけを教えてください!
ホームページ作成の体験会に参加したことがきっかけです!
コロナ禍となり、現地でのセミナーの開催が制限されるなかで、次第にオンラインサロンで勉強する機会も多くなりました。
オンラインサロンを含めたWebに関わるコンテンツに興味が湧いたんです。
全くの未経験というわけではなく、高校生のときに所属していた野球部のホームページを自分で作っていた経験があるんです。
高校生の素人ながらもブログのデザインの変更や、リンクをクリックしたらページが変わるように設定するといったプログラミングもおこなっていました。
当時の自分を振り返り、もともとWeb制作に関する作業をすることが好きであったことに気づいたんです。
また理学療法士として勤務しながら、別の収入源を作りたいと考えており、空いた時間でもできるWeb制作に挑戦することを決めました。
2022年の2月頃に開かれたWeb制作を学ぶスクールのオンライン体験会に参加したんです。
体験会の内容は興味深いものばかりで、ここで教わる内容だけではなくいろいろなことを知りたいという私の知的好奇心が掻き立てられ、直感的に自分に合っていると考え、Web制作を始めました。
廣山さんの現在の活動について教えてください!
講師活動とWeb制作をおこなっています!
臨床で得た知識をアウトプットしたいという考えから、講師として活動を始めていました。
今では、専門学校での講義や医療従事者に対して基礎的な解剖学や運動学、評価方法などの指導、ZoomやYouTubeなども活用しながらオンライン講義もおこなっています。
Web制作に関しては、WordPressを使用してWebサイトを作っているんです。
日中は理学療法士として勤務しながら、21時〜24時までの隙間時間を有効的に活用しながら作業をしています。
講師活動やWeb制作など効率良く時間を使って活動していきたいですね。
廣山さんの現在の活動に対する想いについて教えてください!
理学療法士だけではなく、ほかの分野でも活動できることを知ってほしいです!
無数にある職業のなかに、理学療法士という1つの仕事があります。
資格を取得したからといって、必ずしも理学療法士にこだわる必要はなく、さまざまなことに挑戦できるんです。
ただ医療業界はとても閉鎖的なので、理学療法士+αで何かやりたいと考えたときに、否定的な意見が出てくると思います。
ただ臆せず、医療業界とは全く違う畑を知ることで視野を広げ、誰しもがいろいろなことに取り組めるという認識を持ってほしいです。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
24時間という時間を大切にしてください!
私は結婚していて子供もいるんですが、だからこそ時間の使い方は非常に大切だなと感じています。
1日24時間、この平等に与えられた時間をどう使うかは自分次第です。
仕事をする時間や大切な方と過ごす時間、どのように割り振っても24時間に収めないといけません。
皆さんには自身の時間の使い方について、今一度考えてほしいです。
廣山 貴之(ひろやま たかゆき)
理学療法士の資格取得後、臨床で勤務しながら、専門学校での講義や
セミナー講師としても活動。また隙間時間を活用し、Web制作の仕事を担う。
家庭と仕事を両立するために時間を有効活用し、日々活動中。