セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
理学療法士の資格を取得後、AI効率化ツールの情報発信やSNSの運用代行に至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
神藤さんのFilmを覗いてみましょう。
目次
神藤さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
理学療法士の方と関わったことがきっかけです!
学生時代はサッカー部に所属しており、そのときのけがで理学療法士の方にお世話になったことが最初のきっかけです。
その後、肉親が脳卒中やがんなどの病気にかかり、けがだけでなく病気に対して関わることができる良い仕事だなと思い、理学療法士を目指すようになりました。
神藤さんの現在の活動に至ったきっかけを教えてください!
転職トラブルがきっかけです!
理学療法士の資格を取得後、実習でお世話になった総合病院に就職しました。人工関節の手術が有名な病院で、非常に学ぶことが多かったです。
ただ、2年目と3年目の頃にグループ内での異動があり、同系列の整形外科クリニックで勤務していました。
副業のきっかけになったのも異動のタイミングでした。
異動先では、臨床で悩みを相談できず臨床での疑問などの情報を発信してきたんです。
また、私は無駄な作業が嫌いだったので論文検索を効率的におこなうためにAIを活用してきました。
そのようなWebに関することやパソコンの操作に慣れていたこともあり、2年目の頃にデザインや動画編集などの仕事を請け負うようになったんです。
その後、結婚を機に引っ越すことを決め、そのタイミングで病院を退職しました。
転職では入職直前にトラブルがあり、内定を辞退することになったんです。当時は、とても落ち込みましたね。
ですので、定職にはついていなかったんですが、その頃からchatGPTが流行りはじめ、それを生かした仕事や動画編集などで収入が安定するようになりました。
しばらくそれらの仕事をおこないながら生活していましたが、息子の出産もあり安定を求める声も家族で増えたため、働き方を考え始めました。
同時期に、以前勤めていた病院でお世話になった先生が独立され、その際に私にもお声を掛けていただいて、それ以降はその方と一緒に働いています。
神藤さんの現在の活動や今後の展望について教えてください!
理学療法士の活動は続けながら、情報発信や副業を続けていきたいです!
現状はフルタイムで病院勤務をしていますが、これを週3回程度に減らしていくことになっています。
ですので、理学療法士としての働く時間は確保しつつ、AIの活動やSNSの運用代行で副収入を得ていく形になります。
現実的な話をすると、生活するうえで必要なお給料は理学療法士以外の仕事でいただいているんです。
ただ、臨床も好きなので理学療法士の仕事は続けたいと思っています。
情報発信に関しては、保険診療内で働いている理学療法士や作業療法士の方にAIを用いた作業の効率化を促したいと思っています。
そして、診療報酬の関係で給与所得の天井は決まっているので、「給料が少ない・・・」と嘆くのではなく、副収入を得るための方法をお伝えしたいですね。
神藤さんはどのような想いを持って活動していますか?
お世話になった方々の幸福度を上げるお手伝いをしたいです!
私が情報発信をしている最大の理由は、医療従事者の余白をつくりたいという想いからです。
今までお世話になった先生や、ほかの医療従事者の方もそれぞれのやり方で活躍されています。そういった方々への恩返しとして、生活が豊かになれるような情報を発信していきたいんです。
その一環として、AIツールを誰でも簡単に使えるセミナーを構築したいと思っています。
個人としては、妻や家族がやりたいことを我慢しなくて済む環境をつくりたいという想いが強いです。
私は多くの収入を得たいという考えではないので、ワークライフバランスを調整して家族との時間を増やしながら仕事をおこなっていきます。AIを駆使することで、それらを実現していくつもりです。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
時間や心に余白をつくってください!
理学療法士や言語聴覚士などのセラピストと呼ばれる職業は、とても素敵な職業だと思います。
ただ、自己研鑽を怠るとセラピストとしての成長もなく、現状より生活が豊かになることもありません。
また、患者さまに貢献できる幅も狭くなり、誰も報われない結果になる可能性があるんです。
一方、セラピスト業界の特徴として自己研鑽を続けていくにしたがって、時間や精神的な余裕、つまり”余白”がなくなってしまいます。
私は効率的で、尚且つ効果的に自己研鑽を続けていける手助けとなる活動を続け、皆さんに自分の時間や心に余白をつくってほしいと考えているんです。
それが何よりも大切だと思います。
将来的には、学生の皆さんが希望を持てる社会につなげていきたいです。
神藤 俊希 (かんとう としき)
理学療法士の資格を取得後、病院での勤務。異動後の環境変化を機に副業開始。現在は理学療法士としての勤務を続けながら、AIツールに関する情報発信やSNS運用の代行などの活動をおこなう。心や時間の余裕、”余白”をつくり出すサポートをしたいという想いで日々活動中。