セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
病院勤務からYoutubeやInstagramの情報発信者に至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
言語聴覚士かめきちさんのFilmを覗いてみましょう。
目次
言語聴覚士かめきちさんが言語聴覚士を目指したきっかけや現場のことを教えてください!
病院見学が言語聴覚士を目指すきっかけになりました!
高校生の頃、将来のことを考えていたときにやりたいことが見つかりませんでした。いろいろと悩んでいたんですが、ちょうどテレビでリハビリの仕事の特集があったんです。
テレビがきっかけでリハビリの世界に興味が湧き、担任の先生の知り合いに理学療法士の先生がいらっしゃったので、その方が勤める病院へ見学に行きました。
病院を見学した際にリハビリの仕事に興味をもち、理学療法士になろうと専門学校を受験したのですが、残念ながら理学療法士の課程は合格することができなかったんです。
滑り止めだった言語聴覚士の課程には合格していたので、専門学校に進学して言語聴覚士になりました。
言語聴覚士として現場に出ても大きなミスもなく、無難に業務をおこなっていたんです。
入職当時は、このままずっと言語聴覚士を続けていくんだろうなあとぼんやり考えていましたね。
言語聴覚士かめきちさんが現在の活動に至るまでの経緯について教えてください!
コロナ禍になり、漠然と不安を感じたことがきっかけです!
現場に出て10年ほどが経ち、言語聴覚士としての想いを発信したいなと漠然と思っていました。そんなときに、新型コロナウィルスが世界中で流行し始めたんです。
自分がいつ死ぬか分からないという状況を考えたときに、一度きりの人生だからやりたいことをやっておかないともったいないという想いが強くなりました。
それから、元々見るのが好きだったYoutubeで、自分が発信しようという考えに至り、すぐにチャンネルを立ち上げて配信を始めました。
また、言語聴覚士があまり知られていない職業だということも理由の一つです。自身が働いている病院でも言語聴覚士の役割を把握してくれている方は少なく、悔しい思いをしていました。
もっと言語聴覚士のことを知ってほしい!という想いを持っていたこともあり、発信を始めたんです。
動画編集は、20代の頃に友人の結婚式の余興を頼まれた経験があったんです。親しい友人の動画を作成していて面白いと思い、作成したのを覚えています。
それもあって、Youtubeの配信もスムーズにスタートすることができました。
言語聴覚士かめきちさんが現在おこなっている事業内容について教えてください!
YoutubeとInstagramでの情報発信です!
Youtubeと並行してInstagramの配信も行いました。Youtube配信をおこなっていくならば、ほかのSNSでも発信をおこなったほうがいいと思い、なんとなく始めたという感じです。
YoutubeもInstagramも、私のなかでは趣味のような感じで楽しく配信しています。
言語聴覚士というニッチなジャンルだったので、Youtubeの登録者数も再生数もバズることはなく、地道に伸びたという印象です。
言語聴覚士のことを発信している方は、あまりいらっしゃらないんです。言語聴覚士のことを知りたい方や学生から、「YoutubeやInstagramで調べようとしてもなかなか情報が出てこない」という声を多く聞きます。
私が、言語聴覚士の情報を届ける大きなチャネルになりたいと思っています。
言語聴覚士かめきちさんが配信活動に込めている想いを教えてください!
言語聴覚士のことをもっと知ってほしいです!
言語聴覚士のことを多くの方に知ってもらうというコンセプトで活動しています。
また若手の言語聴覚士や学生さんには、私の言語聴覚士としての13年間の経験をお伝えして、お役に立てるようにと思っています。
発信によって徐々に問い合わせが増えたのですが、その内容は若手言語聴覚士ではキャリアについてが多く、学生からは国家試験の勉強法についてが多いですね。
マネタイズに関しては、InstagramはPR案件やアフィリエイトの報酬がメインです。
また、運用代行や作成代行もおこなっています。Youtubeも収益化できていますが、ただ現在は、Instagramがメインになってきています。
YoutubeもInstagramも立ち上げた当初は更新頻度が重要ですが、ストック型コンテンツなので資産を積み上げる感覚で、頻度を抑えても問題なく回っています。
言語聴覚士かめきちさんの活動について今後の展望はありますか?
メディアもマネタイズも大きくしたいです!
医療系の方は、病院に就職することを当たり前と考えている節があるかと思います。間違いではないと思いますが、言語聴覚士でもいろいろな働き方があると考えています。
私は、最初の職場に13年勤務して退職しました。退職後、数か月は生まれたばかりの子どもと奥さんとの時間を過ごしました。その後別の現場に転職し、新しい職場では言語聴覚士として働きながら、YoutubeとInstagramでの情報発信を並行しておこなうダブルワークです。
今後は、YoutubeとInstagramの両メディアを大きくしていきつつ、マネタイズも大きくしていきたいです。
最終的には、午前中は言語聴覚士として臨床現場で働きつつ、午後はメディアで言語聴覚士に関する情報発信活動をおこなうという働き方にしたいと考えています。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
言語聴覚士の働き方はたくさんあることを知ってほしいです!
言語聴覚士は、人間関係の悩みを抱えている方が多いと思います。やりがいが見つけられなかったり、面白くないなと思ったりする方も結構いらっしゃるでしょう。そんなときは、思い切って環境を変えてみるのもありだと思います。
急性期から回復期へ、病院が苦手なら老健や訪問への転職もあるでしょう。
企業で働いたり、自身が起業して言葉の教室を開いてみたり、働く環境によって資格の活かし方は変わると思うので、少し視野を広げて他の場所で働くことも考えてみてほしいです。
私は、言語聴覚士のことをもっと知ってもらうために、先陣を切って活動しています。
今後も情報発信を続けていくので、もしご興味のある方はぜひ覗いてみてください。
またお困りごとなどがあれば、遠慮なくご相談ください。
言語聴覚士かめきち
言語聴覚士の資格取得後、現在は臨床の現場で働きながらYoutubeやInstagramを使った情報発信など、言語聴覚士の認知度アップや地位向上、スキルアップのための発信を幅広くおこなっている。