【木城 拓也 / 理学療法士】理学療法士の価値を高めたい!

【木城  拓也 / 理学療法士】理学療法士の価値を高めたい!

木城 拓也(きしろ たくや)

理学療法士の資格取得後、整形外科クリニックに就職し臨床経験を積む。筋膜マニピュレーションを学び、2017年に「青山筋膜整体 理学BODY」を開業。2018年「株式会社理学ボディ」代表取締役に就任し、全国展開に取り組む。2022年日本国内とシンガポールにマシンピラティススタジオを出店。現在は全国に整体を80店舗以上、マシンピラティススタジオを国内外に10店舗以上出店。今後はさらなる事業拡大、海外展開を目指し活動中。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

理学療法士として整体院を開業し全国展開を遂げ、マシンピラティススタジオなどの事業拡大をするに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

木城さんFilmを覗いてみましょう。

木城さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!

木城 拓也

高校時代にけがをして接骨院や整体で施術を受けたのがきっかけです!

高校時代に野球に打ち込んでいたのですが、高校時代に出場できる最後の大会前にけがをして腰椎椎間板ヘルニアになってしまったんです。

そのけがが理由で接骨院や整体に通い、柔道整復師の方にお世話になったのをきっかけに、接骨院や整体の仕事に興味を抱くようになりました。

結局、大会に出場できずに引退することとなり、自分のようにスポーツで悔しい思いをした方を救いたいと強く感じたことが理学療法士になろうと思ったきっかけです。

病院で働けるので、柔道整復師ではなく理学療法士を選びました。

しかし、学生時代はやる気が出ずギリギリで合格すれば良いと思って勉強したところ、国家試験に落ちてしまったんです。

その後はしっかりと試験勉強に取り組み、翌年には理学療法士の国家試験に合格できました。

実際に理学療法士になってみてどうでしたか?

木城 拓也

臨床はおもしろかったですが、現実を知って起業したいと考えるようになりました!

理学療法士として整形外科クリニックで働いてみて、想像していたよりもおもしろい仕事だと感じると同時に難しさも感じました。

経験が浅い頃は、施術をおこなっても治せない患者さまに対して申し訳ない気持ちが強く、夜眠れない日もあったんです。

だからこそ、技術を高めるために自己研鑽を重ねました。

しかし現実的な話をすると、どんなに技術を高めて患者さまを治せるようになっても、病院で理学療法士として働いているだけではお給料は増えませんでした。

そんな現実を目の当たりにして、どうにかしたいと感じたのが起業しようと考えた理由の一つです。

また最初に就職した病院では、起業を目指す先輩が多かったので、私も影響を受けて社会人1年目の頃から起業したいと考えていたのも理由としてあります。

クリニックを退職したあとは、3年ほどフリーランスとしてパーソナルトレーナーなどの仕事を経験し、整体分野で起業しました。

木城さんが理学療法士として開業した経緯について教えてください!

木城 拓也

効果を実感できた筋膜マニピュレーションを学び、筋膜整体分野で開業しました!

技術の勉強のために、理学療法士が運営している整体院などで施術を受けていました。

なかには職人のような方もいましたが、最も効果を実感できたのが赤坂にあるTRIGGERの半田先生の筋膜マニピュレーションだったんです。

さらに、筋膜マニピュレーションは体系化されており、当時の私でも習得できると感じたのが学ぶようになったきっかけです。

国際コース筋膜マニピュレーションの全課程を修了し、『青山筋膜整体 理学BODY』を開業しました。

木城 拓也 独立

それから夢中で取り組んでいたら、1年後には従業員を雇用して2店舗目を出店し、その後も順調に複数店舗を出店できたんです。

私は、株式で失敗して1,300万円の借金を背負っていたので、約100万円の出店費用も多額の借金ではないと感じ、店舗展開に踏み切れました。

また、オンラインサロンや本でマーケティングを学び、経営にも力を入れてきた点が弊社の強みだと感じています。

理学療法士は、柔道整復師よりも保守的な方が多く起業する文化がないんです。

競合が少なかったのも成功した大きな要因だと思います。

現在の事業への木城さん想いについて教えてください!

木城 拓也

施術で痛みを改善できることを広め、理学療法士の評価を高めたいです!

私は理学療法士の仕事をよく知っていますが、一般の方は柔道整復師の整骨院・接骨院のほうが認知度が高いと思うんです。

実は私の親が膝をけがしたとき、「整体では治らなかったから行かない、歯医者は治るから通院する」と言っていたんです。

私は、セミナー講師の方や職場の先輩など理学療法士が膝の痛みを治しているのを目の当たりにしているので、整体で膝の痛みを改善できることを知っています。

しかし、一般の方は整体で膝の痛みが治ることを知らないんだという事実を目の当たりにしました。

だからこそ整体で痛みを改善できることを一般の方に知ってほしい、理学療法士の価値を世の中に広めたいと思うようになりました。

青山筋膜整体 理学BODYでは「3回で治す」をコンセプトにして、多くの店舗を出店して世論を変えるために店舗展開に取り組んでいます。

木城さんの今後の展望を教えてください!

木城 拓也

理学療法士の知見や技術を活かせる事業を展開して業界No.1になりたいです!

理学療法士に優位性があるような健康関連の事業を複数立ち上げて、国内外に展開していきたいです。

まずは東南アジアに多数出店し、私が40代になる頃にはヨーロッパやアメリカなど、日本から少し離れた地域にも店舗展開したいと考えています。

木城 拓也 ピラティス

シンガポールにマシンピラティススタジオをオープンしたところ、3か月目で利益が出て非常に調子が良いので、2店舗目を出そうかと考えている状況です。

理学療法士は専門的な知識とスキルを持っているので、もっと評価されるべきだと思うんです。

整体だけでなく、理学療法士の仕事をビジネスにして成功を収めることで、世の中の理学療法士への評価を高めたいと考えています。

理学療法士の知見や技術を活かせるような領域で店舗やビジネスを展開していき、業界No.1になるために日々努力しています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

木城 拓也

頑張ればなんでもできると信じて夢を諦めずに努力してほしいです!

私は一度は国家試験に落ち、学生時代も単位が足りず仮進級をしていたくらいで頭が良いほうではなかったですが、今は起業して生計を立てられるようになりました。

起業は選ばれた人間しかできないと思われがちですが、私みたいな人間でもできると知ってほしいです。

起業当初、日中は理学療法士として働き、夜はブログを書くなどして睡眠時間3〜4時間で努力した時期がありました。

この時期は大変でしたが、夢を叶えるために必要なプロセスだったと感じています。

若いうちは頑張ればなんでもできると信じて夢を諦めずに努力してほしいと思っています。

 

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