セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。
理学療法士として整体院の院長になるに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。
三宅さんのFilmを覗いてみましょう。
目次
三宅さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
幼稚園の頃からサッカーのクラブチームで理学療法士と接していたことがきっかけです!
幼稚園の頃からずっとサッカーをおこなっていて、所属していたクラブチームに理学療法士がいたので、非常に身近な存在だったんです。それに加えて、父と姉が病院関係の仕事をしていたことも影響しました。
小学生時代は3つのチームに所属していましたし、サッカーでブラジルに行くほど本格的に取り組んでいたんです。
特に高校時代は、クラブチームで理学療法士と密に関わっていたことも職業選択に大きく影響したと感じています。
高校卒業後は、海外の大学に留学して英語を学ぶか資格を取るかの2択だったのですが、海外の大学に入っても1年目から単位を取れないと知り、大学に進学して理学療法士の資格を取得しました。
実際に理学療法士になってみてどうでしたか?
実習よりも臨床のほうが面白いと感じ、仕事にのめり込んでいきました!
大学を卒業後、回復期リハビリテーション病院に就職して2年半ほど勤務しました。大学生で3つの施設で実習をしたのですが、あまりおもしろいと感じられなかったんです。
ただ親に大学へ通わせてもらったので、大学を卒業し、国家試験を受けて理学療法士の資格を取得するところまではやり遂げようと決めていたんです。
ギリギリまで就活しなかったのですが、やはり親の気持ちを考えて大学時代に一番仲の良かった先輩が勤務していた病院に就職しようと決めました。
就職した病院には、現在のR∞ts(ルーツ)メディカル整体院で代表を務めている平林さんともう一人実力のある先生が働いていました。
その先生の施術では、テーピング1枚で劇的に歩行が変わるんです。非常に大きな衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
自分も先生のような施術ができるようになりたいと仕事にのめり込んでいきました。
三宅さんが理学療法士として開業した経緯について教えてください!
NAORU整体院で経験を積み、R∞tsメディカル整体院で麻布十番店を出店しました!
当時の職場では、仕事の成果に関係なく年次でお給料が決まっていたんです。病院はサッカーのように能力で評価される世界ではないんだと限界を感じ、2年間で病院を退職しようと決意しました。
そして、退職すると決めた時期にちょうど平林さんからの紹介で、現NAORU整体院代表の若林先生と出会ったんです。
まだその時点では、NAORU整体院への就職は決定していなかったのですが、直感的に若林先生と働いたら成長できると強く感じ、翌日には勤務先の上司に退職を申し出ていました。
とにかく若林先生と働きたいという想いが非常に強かったので、すぐに行動したのを覚えています。
その後、若林先生にすでに退職を申し出たことをお伝えしたところ、「そういうバグった奴を待っていた」と言われ、NAORU整体院に就職することになったんです。
退職後すぐに平林さんを追いかけることもできたのですが、その当時の自分では太刀打ちできないと感じたので、NAORU整体院で実力をつけてからにしようと考えたんです。
その後NAORU整体院では、2023年5月末まで1年7か月勤務しました。
NAORU整体院で店舗1位を獲得し、実績を積んでから、2023年3月からNAORU整体院の勤務と並行して開業準備をおこない、2023年5月に『R∞ts整体院麻布十番店』を開業した流れです。
三宅さんの整体事業への想いについて教えてください!
「ある美」から「つくる美」へ!お客さまが良い方向に変化するサポートがしたいです!
私は、年齢を重ねて好きなことができなくなった方を病院でたくさん見てきました。だからこそ、いつまでも自分の好きなことに打ち込める人生を送ってほしいという願いがあります。
これは、健康面だけでなく美容面でもそうです。私と出会うことで「ある美」から「つくる美」へと少しでもプラスに変わるサポートができたらと考えて日々活動しています。
R∞tsメディカル整体院麻布十番店では、症状の治療よりも美容や姿勢の改善などのセルフケアのために利用している方が多いです。
三宅さんの今後の展望を教えてください!
将来的には、ヘルスケア以外の領域で事業展開したいです!
私が新しい理学療法士を採用して雇用する立場になったときに、自分に施術ができることは非常に重要だと考えています。
NAORU整体院の若林先生もR∞tsメディカル整体院の平林さんも、施術ができるからこそ部下がついてくるんだと思うんです。
ですからこれからも私は施術を続けますが、将来的には自分で起業して、平林さんとはB to B(会社 対 会社)の関係で一緒にビジネスできる関係になりたいと考えています。
私は平林さんと出会って人生が変わったと言っても過言ではないので、今後も平林さんは私の目標とすべき人物です。
いつか平林さんを超えるために「明日のために今日頑張る」の言葉を胸に日々努力を重ねています。私が30歳を超えたときには、ぜひ平林さんと会社対会社でご一緒したいです。
THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?
想いを実現できる自分に合った職場や働き方を見つけてほしいです!
同じ理学療法士でも、職場によって業務内容や働き方が異なります。
ただし、どんな職場であっても人の助けになる仕事をしたい想いは共通していると思うんです。そこから外れないことが重要だと考えています。
そして、理学療法士だから病院で働くのが唯一の正解であるとは限りません。病院での仕事が好きなら続ければ良いですし、違うなと感じたら辞める選択もありだと考えてます。
若いからこそ辞める決断をするのは難しいかもしれませんが、踏ん切りをつける勇気は自分の人生を生きるために重要だと感じています。
私は思い立ったらすぐに行動するタイプなので即行動しましたが、もちろん辞めるときは揉めることも多く苦労しました。
自分の夢や想いを実現するためには、必要なプロセスだったと感じています。ぜひ、自分に合った職場や働き方を見つけてほしいです。
三宅 哲麿(みやけ てつまろ)
理学療法士の資格取得後、回復期リハビリテーション病院で中枢・整形疾患の施術を多数経験。NAORU整体院を経て、現在はR∞ts(ルーツ)メディカル整体院 麻布十番店院長に就任。JMC日本マッサージ選手権2位の実績を持ち、”「ある美」から「つくる美」へ”をキャッチフレーズに、健康・美容の両面から悩みを解決する施術を提供中。今後はヘルスケア以外でも事業展開を目指している。