【ゆま / 言語聴覚士】小児リハで悩んでいるセラピストを救いたい!

【ゆま / 言語聴覚士】小児リハで悩んでいるセラピストを救いたい!

ゆま

言語聴覚士の資格取得後、小児リハを行う病院に就職。病院勤務と並行して県の言語聴覚士協会理事も担う。現在はダウン症特化の訪問リハに従事しながら、SNSでの発信やオンラインサロンを運営中。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

病院勤務からオンラインサロン運営や訪問リハビリに従事するまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。

ゆまさんFilmを覗いてみましょう。

ゆまさんが言語聴覚士になろうと思ったきっかけを教えてください!

ゆま

学生時代にダウン症の方と同じクラスになったことがきっかけです!

小さい頃から、幼稚園や保育園の先生になりたいと漠然と思っていました。中学3年生のときにたまたまダウン症の方と同じクラスになったんです。

その方と友人になり、私ともう一人の友人も含めて3人で一緒に学校生活を送るようになり、思い出深い1年だったんです。

当時は、言語聴覚士のことを何も知りませんでしたが、ダウン症の友人と過ごしたことでダウン症や支援が必要な子どもたちに関わる仕事に就きたいという想いが湧いてきました。

高校生になり、進路を考える際に特別支援学校の先生になることを視野に入れていたくらいです。

ただ将来のキャリアを考えたときに、結婚や出産を理由に退職したとしてもすぐに復職したいと思っていたので、国家資格を取得しておきたいと思っていました。

そこで作業療法士の仕事について知り、作業療法学科がある大学の見学に参加した際に、言語聴覚学科があることを知ったんです。

PT・OTよりも新しい職業であることに惹かれ、これから必要とされる仕事だと思ったので、言語聴覚士を目指すことにしました。

実際に働き始めてゆまさんが印象に残っていることを教えてください!

ゆま

患者さまが初めて言葉を発した場面をご家族と共有することができたことです!

事前に言語聴覚士に関する情報を収集していたので、就職してみて仕事内容に大きなギャップは感じることはありませんでした。

ただ最初に就職した病院では、重度心身障がい者の方の施設も併設されており、私にとっては未知の領域でした。

特に印象的だったのは、言葉が出ない自閉症のお子さまに介入していたときのことです。

おままごとができる道具で訓練していたんですが、そのときにその子が柿に似たおもちゃを持って、初めて「かき!」と言ったんです。

その言葉がその子の人生で初めて発した言葉でしたリハビリに立ち会っていたお母さまはその場で号泣し、私も一緒になって喜びました。

その子の人生で初めての出来事に立ち会えることは小児リハならではの醍醐味で、成人の方におこなうリハとは違う嬉しさがあるんです。

ゆまさんが現在の活動に至るまでの経過を教えてください!

ゆま

SNSでの発信がきっかけで現在の就職先が決まりました!

国家資格取得後、子ども病院に11年間勤務しました。病院勤務時代は、勤務先の病院が県の言語聴覚士協会の理事を代々担当していることもあり、言語聴覚士協会の理事も務めたんです。

その後、出産により時短で勤務するようになりましたが、コロナの感染対策として病院からの行動制限が厳しくなったことにストレスを感じていました。

また、時短勤務期間の終わりが近づいてきたことがきっかけで、転職を検討し始めていたんです。

そのタイミングで副業にも挑戦してみたいと思い、SNSで発信をしようと決めました。ただ何を発信したらいいのか分からずに悩んでいたんです。

私が言語聴覚士を目指したきっかけがダウン症の友人と出会ったことだったので、ダウン症に関する情報について発信してみようと考えました。

また、同じような発信をしている言語聴覚士が見当たらなかったのもダウン症を選んだ理由の一つです。

ゆま SNS

発信を続けていると、新規事業としてダウン症に特化した訪問看護ステーションを立ち上げることを知り、その企業に連絡を取りました。

採用側も私の発信について知ってくださっていたので、アカウントが履歴書代わりになったんです。

SNSでの発信がきっかけで、就職先まで決まりました

現在の具体的な事業内容を教えてください!

ゆま

訪問リハに勤務しながらオンラインサロンも運営しています!

訪問リハでは、これまでの経験を生かしてダウン症に特化したリハビリを提供しています。

また学生時代から、後輩に指導することや臨床でも実習生や新人と話すのが好きだったんです。

これから小児を担当される言語聴覚士や新人の方に向けて発信を行い、一人職場で相談する相手がいない環境や小児を担当する言語聴覚士が少ない現状を変えたいと思い始めました。

それが理由で、ダウン症の発信アカウントとは別に、新しく2つ目のアカウントをつくりました。

ゆま SNS

そのアカウントでの発信がきっかけで、オンラインサロンの運営をスタートさせることができ、とても充実しています。

ほかにも、特別支援学校や支援センターへ訪問して小児リハビリに携わっています。

ゆまさんの活動に対する想いを教えてください!

ゆま

小児リハを勉強したいセラピストをサポートしたいです!

患者さまの数に対して、言語聴覚士が少ないことは大きな問題だと思っています。

また、せっかく小児分野へ転職したにも関わらず、現場に指導者がいなければ手探り状態でのリハビリになってしまい、なかなか良いアプローチにはつながりません。

患者さまだけでなく、言語聴覚士も助けるために小児分野のセラピストをサポートしたいという想いがあるんです。

ゆま 活動

小児を担当できる言語聴覚士が増えると、その分リハビリを受けられる患者さまが増えると思っています。

小児分野の評価や訓練の相談をしてみたい方や、小児分野に転職してみたいけど不安という方には、オンラインサロンを活用してもらいたいと思い、発信を続けています。

オンラインだけに活動を絞っていく方法もあると思うんですが、臨床現場が好きなのでそちらも続けつつ、オンラインの活動を並行しておこなっていく予定です。

正直、病院勤務のときに多くの疾患をみていたので、ダウン症のみを担当することになり、ほかの疾患の患者さまに関わることや勉強する機会が減ることに不安がありました

ですが、オンラインサロンでいろいろな症例の話を共有してもらうことで知識や経験を深めることができ、それを臨床現場で生かせることが多々あります。

各地域で、小児リハで悩んでいる言語聴覚士の方へ少しでも私の経験を伝えて、それをリハビリが必要な現地の子どもたちに届けたいです。

活動を通じて、どんどん小児リハを普及させていきたいと思っています。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

ゆま

小児の世界は楽しいので、興味がある方はぜひ挑戦してもらいたいです!

小児分野は難しいと言われることが多くあります。私は、成人のリハを経験していないので比較にはならないかもしれませんが、小児の世界はとても楽しいです。

少しでも小児リハに興味を持ってくださる方を増やしていきたいと考えています。

小児分野に興味はあるけどやっていけるか不安という方は、まずはオンラインサロンを覗いてみて、小児リハの魅力を感じてほしいです。

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