【喜多 高宏 / 理学療法士】「10年後、20年後に笑顔で過ごせる方」を増やしたい!

【喜多 高宏 / 理学療法士】「10年後、20年後に笑顔で過ごせる方」を増やしたい!

喜多 高宏(きた たかひろ)

資格取得後、現在は『整体&ピラティスGerbera』を起業し、健康予防を提供している。10年後、20年後に笑顔で過ごせる方を増やしたいという想いを胸に活動中。

THERA-FIL

セラピスト取材メディア『THERA-FIL』は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすために、病院以外で本当の健康を届けるために活躍しているセラピスト(Therapist)を1つの記事(Film)として取り上げています。

THERA-FILって何のメディア?
THERA-FIL

「整体&ピラティスGerbera」を起業するに至るまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか?

喜多さんFilmを覗いてみましょう。

喜多さんが理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!

喜多 高宏

半月板損傷の手術をし、リハビリを受けたことがきっかけです!

私を担当してくれた理学療法士は、「先生に足を向けて寝られへんわ・・・」と患者さまから言われているほど周囲の方から感謝や尊敬されているような方でした。

半月板損傷のけがをしなかったら理学療法士がどのようなものかが分からなかったと思います。

理学療法士の姿を目の当たりにして人に感謝されるような仕事ってなかなかないしこんなに素敵な仕事があるんだと思ったんです。

自分も人から感謝されるような人間になりたいと思って理学療法士の道に進みました。

理学療法士になってみてどうでしたか?

喜多 高宏

自分の勉強不足、力不足を痛感しましたね・・・

国家試験に向けて十分勉強したつもりでいました。

しかし、私が勉強してきたことは臨床に必要な知識のごく一部でしかなく、勉強不足であることを痛感しました。

患者さまを治せない、改善しないと思ったとしても、先輩方と同じお給料をいただくことへの抵抗や実力の無さを臨床1年目で思い知らされました。

罪悪感を感じながら、悩んでいても解決しないと自分に言い聞かせてひたすら勉強に励みました。

勉強や臨床経験を積み重ねるうちに「ありがとう」と患者さまから感謝の言葉を頂くことが増え、理学療法士という仕事は面白いし、理学療法士をやってて良かったと喜びを感じました。

喜多さんが現在の活動に至るまでの経緯を教えてください!

喜多 高宏

腰痛の改善を目的としてピラティスを始めたことがきっかけです!

半月板損傷の影響による腰痛を抱えながら生活をしていました。

ただ、たとえ患者さまの身体を改善できてはいても、自分の身体に不調を抱えているのは説得力に欠けると感じ、さまざまな治療を試しましたが改善にはつながりませんでした。

治療に悩んでいたタイミングでピラティスに出会い、自分の身体の使い方に原因があることが分かり、修正することで腰痛が改善しました。単純にピラティスってすごいなと思いましたね。

症状が出る前に、ピラティスで身体の使い方を修正することで、予防にもつながるのではないかと考えたんです。

また、病院に行きたいと思っていても仕事が忙しくて病院に行けない方もいらっしゃることから、自分がそのような方のための受け皿になりたいと思いました。

病院に勤務しながら空き時間や休日を利用してピラティスや整体を副業という形で始め、1年ほど実績を積み、本業のお給料と変わらない報酬をいただくようになって、病院を退職しました。

退職するとき、知人の経営者に「やっぱりリスクを取らないと駄目だよ!」と言われ、私自身も性格上やるならとことん集中して短期間で形にしたかったので、本気で動きました。

短期間で形にすることを目標に、フリーランスで10か月程度活動したのちに起業しました。

現在は、広島でピラティスと整体を取り入れた『整体&ピラティスGerbera』を開業し、「ここに来れば治してくれる」と思われる環境を創っています。

今後は全国にも展開していきたいと考えています。

現在の活動への喜多さんの想いはありますか?

喜多 高宏

10年後、20年後に笑顔で過ごせる方を増やしたいという想いがあります!

私の活動を通して、多くの方へ治療ではなく予防を提供し、健康で将来長く笑って過ごせる方を増やしたいんです。

そして実は、大人だけでなく子供たちへ予防を届けたいという想いもあります。

現在の学校教育では、教えることに特化した体育教師が、保健体育の授業を通して身体に対する運動や知識を提供しています。

そこで、運動学や解剖学に精通した理学療法士の私たちが子供たちに正しい身体の使い方を教えることでけがのリスクを減らし、思うようにスポーツができなくなってしまう子を減らせると思っています。

また、運動が前頭葉の活性化や集中力をあげるとも言われているので、発達障害の子供のためにも運動をさらに取り入れていきたいという想いがあります。

喜多さんの今後の目標はありますか?

喜多 高宏

理学療法士の活動の選択肢を広げたいです!

理学療法士は素晴らしい職業だと思っています。

しかし病院や施設だけでなく、自費リハビリやピラティス、トレーナー、小顔整体などさまざまな活動の場があることを知ってもらうことで理学療法士の可能性を広げることにつながります。

自分自身でもそれを証明したいと思っています。

現在は自分の事業において整体やピラティスも現場に出てやっていますが、全国の経営者の方と出会い知見を広げ今後は経営の方に専念し、事業を進めていきたいと考えています。

また、今後は学校教育にも参入し、体育の時間にピラティスを取り入れていきたいと考えていて、最終的な目標として、市と連携した活動を目指して今の事業に取り組んでいます。

この目標を達成するために、現在は自分の事業である整体事業に全力で取り組むことで、経験値や実績を積み上げていきたいです。

THERA-FILを通して伝えたいことはありますか?

喜多 高宏

改めて理学療法士が面白い仕事であることを一番伝えたいです!

私が学生の時もそうでしたが、資格を取得したら病院や施設で働くのが当たり前というイメージでした。

実際に理学療法士になって気づいたことや学べたことも多かったです。

しかし、理学療法士はやり方次第でさまざまな取り組みができる。私はこれまでの経験から、自身がやりたいことを諦めずにやってほしいと思います。

また、年収が低いとしても自分の行動次第で収入を上げることができることを知ってほしいです。

お金がすべてではありませんが、達成感や自信につながるので、固定給がすべてではなく、仕事への対価にこだわることも大切だと思います。

そして、私と一緒に現代社会の健康レベルを上げていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

整体&ピラティスGerbera
error: Content is protected !!